前回書きました一条工務店をやめたワケ。床暖房が全館に標準で採用されているが為に、憧れの無垢床に出来ないから諦めた経緯を書きました。
我が家も一条工務店I-smartを検討しましたがやめたワケ《1》床暖房編まだまだ続きます。
今回は一条工務店の性能について思うことです(*゚∀゚)!!!
目次
一条工務店の性能
次世代の高気密高断熱住宅
2020年に義務化される[改正省エネ基準]はご存知でしょうか。
新しい省エネ基準に適合した住宅を建てることを2020年には義務化します。
私も一条工務店のモデルハウスに行くまでは全くの無知でした!
2020年基準では、建物自体が高断熱性能を装備していて、省エネ型の設備機器を搭載することが必須になります。
外皮の断熱性能と一次エネルギー消費量で判断され、基準を満たさない場合は建築確認が降りません。
新基準を満たす住宅は、従来の省エネ住宅に比べると、年間の冷暖房費が約60%も削減が可能になり、
家の中の温度差によって冬場におこるヒートショックを防ぐなどのメリットがあります。
さらに2020年にはエネルギーを自給自足するZEH(ゼッチ)を注文戸建て住宅の過半数で実現することを目標とし、普及にむけた取り組みが進んでいます。
政府は2030年までには新築住宅の平均でZEHの実現を目指しています。
今注文住宅を建てるなら次世代を見据えた住宅づくりがいかに重要かということですね。
住宅業界では一条工務店はまさにその先駆者的な存在です!
気密性を表すC値
2020年基準を見据えた次世代住宅として高気密高断熱住宅がいまや主流ですが
一条工務店はその先駆けとなる存在。
気密性の高さはC値と呼ばれる数値で表されます。
C値とは住宅の隙間の空き具合を示す指数です。
1㎡あたりどれくらいの隙間があるかを表します。
この数値が低ければ低いほど気密性が高く、外気の影響を受けにくくなります。
C値 ㎡/㎡ | |
一条工務店 | 0.59 |
スウェ-デンハウス | 0.73 |
セキスイハイム | 0.99 |
住友林業 | 5.0 |
ミサワホーム | 5.0 |
新築マンション | 1.0 |
国が定めている2020年基準はC値2.0以下です。
新築マンションの平均的な数値が1.0ですので
一条工務店がいかに気密性が高いか数値にも表されていますね~
断熱性能を表すQ値
壁や床、窓、ドア等から部屋の熱がどれだけ逃げるのかを表した数値です。
こちらも値が小さければ小さいほど断熱性能が優れていることになります。
(Q値は2013年10月に施行された改正エネルギー基準によってUA値に変わりました)
Q値 | |
一条工務店 | 0.51 |
スウェ-デンハウス | 1.14 |
セキスイハイム | 1.6 |
住友林業 | 1.92 |
ミサワホーム | 1.37 |
こちらも一条工務店がダントツで断熱性能、省エネ性能が良いということです。
高気密高断熱住宅のメリットデメリット
メリットばかりに目が行きますが、高気密高断熱住宅にももちろんデメリットがあります。
隙間なく、断熱材でつくられた家はまるで魔法瓶のような家です。
わずかなエネルギーで温めた部屋の空気を逃さず
冷暖房のコストを抑えることができます。
一条工務店なら電気代も従来の約3分の1となり非常にコストパフォーマンスに優れています。
ですが逆を言うと室内の空気が循環しにくくなり、湿気もたまりやすくなります。
空気が汚れるとシックハウス症候群と呼ばれるアレルギー症状を引き起こす危険もあります。
そこで計画喚起が必須となるわけです。
平成15年の法改正で新築住宅を建築する場合は24時間喚起システムの設置が義務づけられました。
一条工務店をやめた理由
高気密高断熱住宅について難しいことを書きましたが
我が家が一条工務店をやめた理由は高気密高断熱すぎるところにあります。
冬は結露する
一条工務店の営業さんは結露しないと言ってましたが
調べてみるとかなり冬の結露は深刻なようです・・・
外と内での温度差が激しいと発生する結露。
一条工務店では熱を伝えにくいトリプルガラスが標準装備されているので
結露はしないはずなのですが、
ハニカムシェード(ブラインドのことです!)を利用することで
窓とシェードの間に湿った空気を溜め込んでしまい、結露するみたいです。
結露対策としてハニカムシェ-ドを締め切らずに使うことを推奨しているようですが・・・
ケースバイケースですが結露は度々発生するようです。
賃貸マンション暮らしのとき
夜中に加湿器と暖房をかけて寝ると必ず結露していました。
賃貸だから何も気にせず放置していましたが
結露した水分をふき取らなければカビが生えてしまいます。
これが全館床暖房で全部屋の窓が結露するとなると・・・
夫婦共働きですし、朝から窓ふきなんてしていられません。
高気密高断熱が息苦しい
高気密高断熱であるメリットを充分にいかして
熱効率を高めるためにも、窓を閉め切って冷暖房をかけます。
それがなんだか息苦しい気がしました。
真冬や真夏は外気を遮断したいですし、快適に過ごしたいのはもちろんです。
ですが、春や秋の気候の良いときは窓をオープンにして過ごしたいものです。
実際我が家は3月に床下暖房を切って6月上旬の今もまだ冷房を一度もかけていません。
日中30度くらいの日は、帰宅すると暑いですが
窓をオープンにして風通しを良くして過ごしているので、すごく快適です。
快適に慣れすぎてしまう
快適な住環境で生活していると、それ以外の環境で対応出来なくなります。
私達大人はよくとも、子供達はそういう環境で育つと
寒さ暑さに弱い子になってしまうか心配です。
実際に我が家の子供達は日中は保育園の方針で真冬でも裸足で過ごしているので
ものすごく、寒さに強いです。
暑いときは汗だくになって平気で過ごしております(*’3`b)!!!
無添加住宅に住んでどうだったのか
古くからの日本家屋の造りを大切にしている無添加住宅。
一条工務店のような性能を重視した家作りとは相反すると思っていました。
ですが無添加住宅なのにハイスペックな住宅を建てることができたんです。
高気密高断熱住宅のデメリットである結露問題。
無添加住宅の我が家は吸湿性のある漆喰壁なので結露とは無縁でした。
今年の冬は極寒でしたが暖房をかけて部屋をあたためても全く結露しなかったです!!
そして高気密高断熱が故におこるシックハウス症候群。
新築住宅の建材から発する有害な化学物質が室内の空気を汚し発症する病気です。
無添加住宅では安全な建材しか使用しない為、シックハウス症候群を引き起こす心配がないです。
じつは、無添加住宅に住み始めてから数ヶ月後。
壁にクロスを使用した新築住宅を訪れました。すると何か違和感。
それは臭いでした!!
クロスの接着材に用いる化学物質の臭いに反応してしまいました。
漆喰の家に住まなければ気がつくことも無かった臭いを感じ取るようになってしまいました(*´д`)
無添加住宅の性能については下記記事をご覧下さい。
ちなみに、良いことばかりではありません。
大阪北部地震では漆喰の壁にクラックがはいりました…
新築の壁にクラックはショックでした…
築2年の一条工務店のモデルハウスもクロスにクラックがはいったようなので
揺れがひどかった地域ではクロスも漆喰も同じようなものです。
問題は家の構造にありそうです。
また地震の件は修繕・保険金支払いがまだ完了していない為
決着がつきましたらまたブログに書きます。
今日も最後までお付き合い下さりありがとうございました(*´︶`*)
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