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無垢材のデメリットって何?床材をオーク材にして後悔していることと良かったこと

前回に引き続き、我が家の無垢床について住み始めてから2年経過して感じたことをありのままに書きます。

新築から2年経過 床材をパイン材にして後悔したこと良かったこと【無添加住宅無垢床編】

今回はオーク材について。

我が家は1階の生活空間はオーク材、階段と2階の寝室・個室はパイン材を採用したお家です。

無添加住宅のことをもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ↓↓

《漆喰と無垢の家》無添加住宅のメリット・デメリットは?一年住んでみた感想 無添加住宅を選んだ理由。我が家はいいとこどりの半分無添加住宅です

旦那

何故、2種類の床材を採用したのかというとコスト削減の為に安価なパイン材を取り入れたからです。
この記事を読んでわかること
  • オーク材とパイン材の境目は気にならないのか
  • 床材をオーク材にして後悔したこと
  • 床材をオーク材にして良かったこと
  • 新築から2年後の床材の経年変化
  • オーク材を検討している方に伝えたいこと

 オーク材について簡単に説明します

オーク材はブナ科コナラ属の落葉公葉樹です。ナラ材ともいいます。

はっきりとした木目で重厚感があり耐久性・耐水性優れている為、床材としてとても人気が高いです。

オーク材は大きく分けて3種類あり、最近は希少となった北海道やロシアが産地であるナラ(ミズナラ)と、北米産のホワイトオーク、レッドオークがあります。

Nao

我が家の床材は赤みを帯びていて木目が目立つレッドオークです

我が家がオーク材をどうしても採用したかった理由

オーク材の独特な重厚感とインダストリアルなお洒落な雰囲気に惹かれました。

それでいてナチュラル。

パインの優しさとはまた違った、男らしい無骨さを感じました。

完成見学会で見たオーク材を採用したお家はどれも本当にお洒落!!どんなデメリットがあったとしても床材だけはオークにしたいと家を建てることを決めた当初から強く思っていました。

Nao

オーク床のお家に一目ぼれしたんです

オーク材とパイン材の境目は気にならないのか

1階がオーク材、階段はパインの集成材を採用するのに、一番心配だったのは境目に違和感がないかどうか。

Nao

階段と床の木が違うことわかりますか??

オーク材は色が濃くて重厚感があるのに対して、パインは明るくて軽め。当初はこの境目が悪目立ちするのではないかと心配していましたが、はっきり言って全然気になりません。

旦那

個人的に気にならないだけだけどね

Nao

パインの集成材の階段も年々飴色に変化して、オークの床の色に近づいてくるからますます境目は気にならなくなるはず

新築当初から住んでみて全く気にならなかったので(個人的には)異素材の床材を組み合わせることはありだと思います。

床材をオーク材にして後悔したこと

乾燥で収縮してしまい、隙間が目立つ

一目ぼれで採用した大のお気に入りのオーク床ですが、残念でならないことがあります。

オーク材のような硬い木材は、パインのような柔らかい木材に比べて収縮率が大きいそうです。冬場の乾燥と共に木が痩せてきてしまったのです…。

Nao

隙間が出来てショック…

 

MEMO

【無垢材のデメリット】

無垢材には水分を吸収・放出する調湿作用があります。そのため湿度の高い夏は水分を吸って膨張し、乾燥する冬は水分を蒸発して収縮するデメリットがあります。

また、夏場に水分を吸って膨張しすぎるとフローリングとフローリングの間が盛り上がる突き上げという現象が起こります。

丸2年住んだ結果、夏場の膨張は目だって見られませんでしたが、冬場の乾燥して木が収縮する(痩せる)現象は体感しました。

Nao

木が乾燥で痩せると聞いていたけど、実際何箇所も痩せて隙間ができるのをみるとさすがにショックです

床に隙間が出来るデメリット

  • 見た目が美しくない
  • 隙間にゴミが入って掃除が大変

隙間が開くことで挙げられるデメリットはこれだけですが、新築してまだ2年目の私には受け入れがたいデメリットです。

Nao

新築から2年、まだまだ見た目も美しいフローリングが良いですよね~

我が家は隙間を埋めるために木材の張替えも検討しましたが、2年経った今のところは木材の切れ端のようなものを隙間に叩きいれて埋めてもらうメンテナンスをしてもらいました。

無垢の床に隙間が出来て間に食べかすが落ちて掃除機では吸いきれず爪楊枝で出すハメに…という話を聞いたことがあります。実際はダイソンの掃除機をハイパワーにして吸えば問題なく掃除できています。

それでも掃除しきれていないときだけたまに爪楊枝を使います。

合板フローリングなら、乾燥で収縮することがないので隙間も出来ず爪楊枝をつかって掃除することもないのでしょうね…隙間が出来ることが許せない方は無垢材(特に広葉樹)を選ばないほうが絶対良いです。

真冬に素足で歩くと冷たい

無垢材は温かみがあり、冬でも裸足で過ごすことができると言われていますが、残念ながらオーク材はそういうワケにもいかず冷たいです。

オーク材はパイン材と違って熱伝導率がやや大きいです。

硬くて重厚感があるオーク材には空気があまり含まれていないため、熱が比較的伝わりやすいです。

なので冬場にオーク材の床を素足で歩くと、冷たさが瞬時に伝わりヒヤッと感じてしまいます。

Nao

私は冬は靴下&スリッパがないと生活できません

旦那

僕は素足でもオーク床が冷たいと感じたことはない

冷え性の私には冷たく感じますが、代謝の良い旦那さんや子供達は冬でも素足で全然平気そうです。

傷がついたら簡単に補修できない

針葉樹であるパイン材は比較的補修が簡単です。

では、広葉樹のオーク材はどうなのか?2階のパイン材と1階のオーク材にスチームアイロンを用いて同じやり方で傷を補修してみました。

パイン材にスチームアイロンをあてて補修すると…

Nao

なんと凹み傷が消えました!!

同様の手順でオーク材を補修してみると…

Nao

全然消えてません

パイン材のような柔らかい材質と違って硬いオークは水分だけではそう簡単に傷は消えません…。

MEMO

オーク材のような硬い質感が特徴の広葉樹の補修方法ですが、サンドペーパーで磨き上げた後に専用のコーティング材で仕上げると補修可能だそうです。

セラリカコーティングの詳細を見る

セラリカコーティングはネットや東急ハンズで購入可能です。

オーク材はパイン材ほど補修が簡単ではないので傷をそのまま放置しています…年末までに手間暇かけて補修したいと思っています。

床材をオーク材にして良かったこと

とにかく見た目がよい

デメリットをいろいろ書きましたが、メリットはなんと言っても見た目。オーク材はとにかく格好良いです。

複合フローリングとは全く違う本物の木の重厚感や風合いが最高です!!

Nao

オーク材は一言で言うと男前な床!

インダストリアルな一面があり、とにかくむちゃくちゃ格好良くて自慢なんです。

家に帰る度に、床カッコいいなと2年経った今も惚れ惚れします。

Nao

床も家具もオーク材で揃えています

経年変化を感じないどころか、艶感がでてきた

新築当初のオーク床も良かったですが、2年経過した今は艶感がでてきました。

パイン材は2年経過すると飴色に変化しましたが、オーク材は新築の頃は今より少し白かったですが、変色したと言うよりは艶感が増して濃くなってきたというかんじ。

経年変化による劣化を感じさせません。

新築当初の写真はコチラ↓↓

丸2年後の写真はコチラ↓↓

Nao

いい感じにツヤッとしてきました。

傷がつきにくい

オーク材は硬くて重たい広葉樹です。それゆえに、物を落としてもよほどの強い衝撃じゃなければ傷はつきません。

さすがに全く傷がつかないというワケではありませんが、オーク材の木目の濃さであったり深みのある色合いが傷を目立たなくしてくれています。

Nao

傷はつきにくいけど、補修は簡単には出来ません

汚れが目立たない

パイン材のフローリングはゴミがやたらと目立つので頻繁に掃除機をあてなければ気になって仕方ないですが、オークのフローリングは目立ちません。

全然気になりません!

旦那

ちゃんと掃除してね

2階のパイン材の床がゴミが目立つから一緒に頻繁に掃除機かけてますけどね。

忙しいワーママだからこの程度の目立たない具合が精神的にはちょうど良いです。

もう一度家を建てるなら床材は何を選ぶ?

1階はオーク材を間違いなく選びます

パイン材、オーク材の無垢床で2年生活してみた今、床材を選ぶとしたら間違いなく無垢材を選びます。

そして無垢材の種類はやはり1階は硬くて傷つきにくい広葉樹から選びます。

広葉樹の代表的な床材種類

  • オーク
  • チーク
  • メープル
  • ウォールナット

Nao

カッコいい家にしたければ、オークかチーク!!

旦那

高級感があるウォールナットもいいな

Nao

ナチュラルで明るい雰囲気にしたければメープルかな

で、床材どれも良いけど一周まわって考えてみて結局もう一度オークを選ぶと思います。

無垢材を採用する最大のデメリットは収縮して隙間が出来ることですが、それをも許容出来るぐらい複合フローリングにはない格好良さと心地良さがあります。

Nao

隙間は掃除が大変だし、最初は見ると悲しい。けど、毎日住むと慣れます!それよりもこの床気持ちよくてカッコいいな~と常に思えるほうが私の場合勝っています

2階は針葉樹を選びます

針葉樹の代表的な床材種類

  • ヒノキ
  • マツ
  • パイン

パインは無垢材の中では安価なのでコストを抑えるのに採用しました。パイン材の床は傷つきやすいというデメリットがありますが、肌触りが最高なので気にいっています。

Nao

休息の場である2階の床は心地よいパイン材を選んで満足しています

次にもう一度床材を選ぶなら、インドネシア松を選んでみたいです。我が家のレッドパインよりも少し硬めで節がない無添加住宅オリジナル床材です。

↑無添加住宅オリジナルインドネシア松です。※画像は無添加住宅公式HPよりお借りしました

オーク材を検討している方に伝えたいこと

【オーク材のメリット】

  • 見た目が良い
  • 重厚感があり、硬い
  • 傷、汚れがつきにくい

【オーク材のデメリット】

  • 乾燥すると収縮するので隙間が出来る
  • 床暖房と電気カーペットと相性が悪い
  • 無垢材の中でも価格は中の上なので費用がかかる
  • 冬場に素足で歩くとひんやりする

以上のメリットとデメリットを理解した上でオーク材を検討してみてください。

たくさんデメリットがあるんですが、私はデメリットよりも見た目の良さを優先しました。結果的に生活の大半を過ごす1階をオークにすることで見た目の良さによる満足感を得ています。

オーク材は強いので、隙間が出来ることを許容出来るのであればすごくおすすめしたい床材です。隙間が出来てゴミがたまるなんて嫌という方は、絶対に合板フローリングを選んだほうが良いです。

どうしても本物の木の質感を楽しみたいけど、隙間が出来て欲しくないという方は合板のフローリングでも、挽板フローリングという分厚い無垢材をスライスして作り上げたものがあるようなのでそれを選ぶという手もあります。ただし、費用は高額のようですが…

私はオーク材にして良かったと思っていますよ。

木の収縮も、木が生きている証拠と思えば許容できます。やはりリビングの床材はお家の印象を決める重要なポイントなので見た目は大切ですよ♪

Nao

我が家の床材、参考になりましたか?お家づくりに是非お役立てください♪

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