こんにちは!Naoです。
2017年に家を建ててから初めたこのブログですが、しばらく仕事と遊ぶことで忙しくて放置気味にしておりました。
Nao
さて、本題ですが4回目の冬を迎えた我が家。大のお気に入りの無垢床ですが、4年目にしてデメリットを感じるようになってきました。
我が家は1階はオーク材、2階はパイン材の無垢床です。
何故、1階と2階で木材を変えたのかというと単純に全館オークの無垢床にするには予算が足りなかったからです(笑)。
Nao
4年住んでみて実感した、家を建てる前に知りたかった無垢床の真実をありのままに書かせていただきます。
目次
4年目の我が家の無垢床【オーク材】
オーク材は広葉樹で、最も耐久性のある木材のひとつです。
定期的に正しくメンテナンスすることで、100年以上も美しい状態を保つことができる床材として優秀な木材なんです。そして何より見た目がお洒落!!ナチュラルでも、インダストリアルなテイストのインテリアでも何でもマッチします。
Nao
ラスティックオーク
我が家の木材はラスティックオークです。ラスティックとは、木の節を残した木目や色合いをそのまま残したナチュラルな風合いの木材のことを言います。
スタンダードグレードのオークは、節がないものを揃えた均一感のある木材で、ラスティックオークはそれに比べると値段が安価でそれでいて求めていた綺麗すぎない無骨な雰囲気を持ち合わせていたので迷わず選びました。
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我が家のちょっと男前なインテリアにもマッチしています。
ちなみにお値段は2017年当時で1平米あたり4300円のオプション費用がかかりました。
オイル塗装
無垢フローリングの塗装はオイル塗装とウレタン塗装の2種類があります。
【オイル塗装】
植物性オイルを木の内部に染み込ませた塗装方法のこと。木本来の質感を存分に楽しむことが出来て、使い込むほどに味が出る。
【ウレタン塗装】
ウレタン樹脂で表面に膜を作り仕上げる塗装方法のこと。コーティングされているので汚れに強く、特別なメンテナンスは不要。見た目はオイル塗装より人工的。
Nao
我が家のオークの無垢床ですが、調べてみたらこちらの床材と同じでした!ご参考まで^^↓↓
新築当初と4年目の比較
上の画像が新築した当初のオーク床で、下の画像が4年経過したオーク床です。
新築当初はオークは白っぽいグレイッシュな色目でしたが、4年のうちにだんだん艶っぽさが増して若干飴色に変化してきたように思います。
こうやって比べてみると全体的に色が濃くなったように思いますが、住んでいると全然気がつかないです。艶感が増してオイルを塗ったようなカッコ良い味わいが出てきて気に入っています。
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後悔していること
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オーク材が収縮する
オーク材はパイン材などの柔らかい針葉樹に比べて、収縮率が大きいと言われています。
冬場は乾燥して、水分がなくなり収縮してしまいます。これが本当に厄介で、写真の通り見た目にもはっきりとわかるぐらい隙間が出来てしまいます。
Nao
隙間が出来たとしてもオークの無垢床にしたい!という確固たる決意のもと夫婦で決めたので文句はありません。ですが、他人を自宅に招いた時などに、隙間があることを突っ込まれるとやっぱりデメリットに感じてしまいます。
逆に、夏場になると湿気を含んでこの隙間がなくなるんです。膨張しすぎて隙間がなくなりかえって反ってしまうと言われていますが、我が家は上手に施工してくださったおかげで反ったりすることはありません。夏場のオーク材は隙間がなくなり安定します。
一つ言いたいことは、我が家の2階に採用したパイン材。全くと言っていいほど冬場も隙間ができませんし、かといって夏場に湿気を含んで膨張して反り返るなんてこともなく安定しているんです。
Nao
だからと言ってパイン材を1階の主な生活空間に採用した方が良かったのかというと、そうは思いません。耐久性、耐水性においてオーク材が非常に優れているので1日の大半を過ごす1階はオーク材にして良かったと思っています。
隙間に掃除機で吸い取れないゴミが貯まる
乾燥して収縮したオーク材の隙間にゴミが溜まります。これがまた、掃除機で吸い取れず竹串でほじくり出さなければならないのです…。
Nao
ダイニングテーブルの下や、脱衣所、キッチン周りはゴミが溜まりやすい傾向にあります。全体的にゴミが隙間に挟まって取れない訳ではないので何とか対処できていますが、すごく面倒臭いです。
Nao
傷が付いたら修復できない
相当な衝撃が加わったのか出来てしまったオーク床の傷。「無垢材 傷 補修」で検索して、必死に霧吹きで吹きかけて蒸しタオルで木材を膨張させて修復する方法を試みましたが全然修復されず。※Before→After参照!
霧吹きで水を吹きかけて補修する方法は針葉樹であるパイン材には効果があったのですが、広葉樹であるオーク材には無意味でした。
パイン材の補修成功した件は、過去記事にしてあるのでご参考までに↓↓
無垢床パイン材の傷や凹みを補修して直す方法 アイロンを使うととっても簡単!水が染みた状態で放置すると腐る
オーク材は耐水性に優れていますが、すぐに拭き取らないと染み込んでいき放置すると腐ってしまいます。
我が家は、旦那さんの強い希望で洗面所と脱衣所をオーク材にしています。
Nao
絶対に床が濡れないように気をつけるよう子供達にも徹底させることを約束にオプション費用を払ってまでして脱衣所と洗面所をオーク床にしました。が、4年経過した今ではこの通り。
水が染み込んで腐ってしまい黒ずみが目立つようになりました。
いくら水で濡らさないように気をつけていても4年経てば、こうなります。
床を張り替えるか、リフォームする時にタイルに張り替えるか現在検討中です。
Nao
乾燥して割れたりクラックができる
夏場に無垢床が水分を吸い込んで膨張し、その後乾燥した冬になると木材の中で異常収縮が起こります。これが原因で無垢材が割れたりフシがガサガサになったりします。
ワックスを塗ってお手入れしてあげないと肌と同じで乾燥して、ヒビ割れてしまいます。
Nao
電気カーペットが使えない
オークに限ったことではありませんが、無垢床は電気カーペットも床暖房も使えません。理由は、急激な温度変化に無垢床が耐えられず割れたり反ったりしてしまうから….。
なので冬場はどんなにぬくぬくしたくても、無垢床なのでストーブとエアコンで暖まるしかありません。
我が家は、無垢床と相性が良いとされている床下エアコンを採用しています!さらに、最近キャンプ用に購入した石油ストーブを室内でも使用しています。
床下エアコンについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご参考に↓↓
床下エアコンを実際に使用してみた感想。メリット・デメリットは?良かったこと
散々オーク床のデメリットを書きましたが、実のところはすごく気に入っています。
Nao
傷がつきにくく、経年劣化しにくい
オーク材の優れた特徴として挙げられるのは、耐久性に優れていること。オーク材は広葉樹です。パイン材のような針葉樹と比べると明らかで、傷がつきにくく適度な硬さがあリます。
耐水性にも優れているので、水をこぼしてしまってもすぐ拭き取れば染み込まず、シミになりにくいというメリットがあります。要は水場じゃなければ良いんです。
Nao
とにかく風合いが良くてお洒落
オークの無垢床の木の質感がふんだんに感じられる風合いがとにかく気に入っています。漆喰の壁との相性も抜群で、とにかくナチュラルでお洒落。
旅行や出張などで数日帰らなかった時、家の玄関に入るとすぐさま木の良い匂いを感じることが出来、すごく気持ちが落ち着くんです。
見た目が好きすぎて落ち着く空間を演出してくれる以上に床に求めることなんてありません。
Nao
床に隙間ができてゴミが溜まったり、水場の下のオーク材が腐って変色して毛羽だったとしても、オークの風合いが大好きという点が勝っています。
もう一度家を建てるなら無垢床にする?
結論から言うと、無垢床を採用すると思います。理由はデメリット以上に無垢の風合いが好きで気に入っているから。
合板フローリングにはしない理由
デメリットを散々書きましたが、それでも次に家を建てる機会があればまた無垢床にすると思います。
理由は合板フローリングの無機質な風合いが個人的にあまり好みでないから。冬場は足がひんやりして素足で歩くことが出来ないぐらい冷たいので冷え性の私にとっては辛いです。それに、もし万が一硬いものを落として削れてしまった場合、薄くスライスして貼ってある木材が剥がれて中の下地が丸見えになってしまうのも嫌です。
好き、嫌いあると思いますがとにかく私はオーク床の温もりのあるインダストリアルな風合いがお気に入りなので、次に建てるときもオークの無垢床にすると思います。
挽板フローリングなら有り
合板や集成材の下地に2ミリの分厚い無垢床を張った挽板フローリングという選択肢なら有りだと思います。無垢材と比べて、挽板フローリングなら木が収縮したり反ったりすることはありません。
Nao
ただ、挽板フローリングのデメリットはお値段がやたら高いこと。もし、次に家を建てる機会があり、予算があるなら挽板フローリングを検討したいと思います。
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